MinaLimaの作品に包まれて
2023年6月17日
“ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター”へ行ってきました。
世界最大の屋内型ハリー·ポッターのエンターテイメント施設で,施設の広さは屋内外合わせて約9万平方メートルもあり,オープン直後に行ったにも関わらず 適当に人が分散しており,鑑賞しやすかったです。
本家直営というだけあって 一切の妥協を許さず,演出にも凝っており,あまりのクオリティに感涙しました。
特に興味深かったのが,映画内で用いられた様々なグラフィックアートが展示されている,グラフィックアートゾーンです。
「ハリー·ポッター」シリーズのグラフィック·デザインを手掛けたのは,MinaLimaでお馴染みのミラフォラ·ミナとエドゥアルド·リマが率いる少人数のチームです。彼らはシリーズに登場するすべての読み物のページ,ポスター,パッケージ,アンブリッジの教育令などを製作しました。どの作品も,文字や装飾のデザインがすばらしく,細かいところまでこだわって作られており,映画の世界のイメージ作りに一役買っています。「日刊予言者新聞」は40種類以上,「ザ·クィブラー」は2万5000ページ以上がデザインされ,実際に印刷されました。ページの1枚1枚に,ユニークな見出しや記事,広告や星占い,ルーノクという架空のゲームまでもが並んでいます。キャストやスタッフの間でしか分からない秘密のジョークも紛れ込んでいるそうです。
グラフィック·チームは,図書室のすべての本の表紙のデザインと製作も担当しました。それ以外にも,教科書,クィディッチのプログラム,指名手配のポスターを手掛けた他,ウィーズリー·ウィザード·ウィーズのブランディングまでも担当しました。
MinaLimaのクリエイティビティを全身に浴び,恍惚感に浸かりきる,いや,寧ろ浮かんでいるような酔いに達しました。
三村(晃)