映画
2024年10月23日
先日、Netflixで「桐島、部活やめるってよ」という映画を観ました。高校の人気者でバレー部のキャプテンである桐島が突然部活を辞めることになり、それによりクラスメイト達がどのように影響を受けたかを中心として描いています。作中に桐島は一切姿を現さず、会話の中でしか登場しないという点がこの作品の面白い点です。高校が舞台ではありますが、実存やニヒリズムといった普遍的なテーマを扱っている、青春映画の皮を被った哲学映画です。この映画のレビューをみると、誤った解釈をもとにしているものが多く、観客側のリテラシーが試される映画だと感じました。もっと早く観れば良かったと後悔するほどの名作でした。
飯沼